TOPページ > 基礎知識 > 肌の皮脂と乾燥肌の関係

とかく悪者にされがちな皮脂ですが、お肌の水分を保つのにとても重要です!

もう一つのバリア機能である皮脂膜ですが、皮脂膜とは、角質層の表面を覆う、皮脂と汗が肌の上で混ざりあって出来る薄い膜のことをいいます。

皮脂膜は、弱酸性の天然の保湿クリームのようになって、肌表面を滑らかにし、角質層よりも先に外部の刺激から肌を守り、角質層から必要な水分が蒸発しないようにバリア機能を発揮しています。

皮脂膜となるべき皮脂の分泌量が低下すると、直接刺激が角質層に伝わりやすくなります。
角質層に直接刺激が伝わってしまうと、角質層の内部にあるNMFや細胞間脂質であるセラミドなどが減少してしまい、乾燥肌などの肌トラブルを招きやすくしてしまいます。

皮脂は皮脂腺から1日に約1~2g分泌されますが、その量は、環境や体質によって異なります。皮脂の分泌を促す男性ホルモンが少ない子供や女性の場合、皮脂量は少なくなります。

また、皮脂分泌量のピークは男性で30代、女性は20代に迎え、その後は年齢とともに減少していきます。他にも代謝が低下すると皮脂の分泌量も減少します。

皮脂が減少すると、乾燥肌だけではなく、皮脂欠乏症という病気を引き起こすこともあります。この病気は乾皮症とも呼ばれていますが、皮脂の分泌が減っていくことで、肌の水分量が減ってしまい、カサカサに乾燥し、粉を吹いたり、ヒビが入ってまいます。
また外部の細菌など刺激を受けやすい状態ですので、痛みやかゆみ、発疹などの炎症を起こしてしまいます。
特に中高年の年齢層の足や手、特に現れやすくなります。症状がひどくなってくると、病院での治療が必要になってしまいます。

このように皮脂膜は肌表面で乾燥防止や外部の刺激から守るために重要な役割を果たしているのですが、多く分泌されればいいというわけではありません。

皮脂が過剰に分泌されてしまうと、ニキビや毛穴の黒ずみなどの原因になってしまいますので、皮脂は正常な量分泌されることによって肌を美しく保ち、乾燥や刺激から守るバリア機能を果たすことができるのです。

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