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バリア機能は乾燥肌の原因である肌の水分保持量を保つのにとっても重要

通常、人の肌は、外部の刺激から肌を守り、内部の水分を蒸発させないようにバリアしようと働く物質によって守られています。この機能のことを「バリア機能」といいます。このバリア機能がうまく働かなくなると、肌を乾燥させてしまうので、このページでは、バリア機能についてお話しします。

バリア機能を果たしているのが、角質層の表面にある皮脂膜、そして角質層にあるセラミドなどの細胞間脂質です。
さらに、この細胞間脂質が正常にバリア機能として働くためには、角質層の角質細胞の中に存在するNMF(天然保湿因子)も大きく関係しています。

では、バリア機能を持つそれそれの物質の特徴についてみていきましょう。

(1)皮脂膜 
毛穴から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗がまざってできた”天然”のクリームともいわれているのがこの皮脂膜です。角質がはがれるのを防いだり、お肌の水分が蒸発するのを防ぎます。お肌の滑らかさを保つのも皮脂の役割です。

(2)NMF(天然保湿因子)
アミノ酸、PCA(ピロリドンカルボン酸)、ミネラル、尿素などによって構成されていて、角質層の下にある顆粒層の細胞内のタンパク質が角質層に押し上げられていく過程でNMFへと変化して生成されます。水分を吸着して角質層に保持し、お肌の柔軟性と弾力性を保ちます。

NMF(細胞間脂質)のバランスが崩れると、乾燥するだけではなく、角質層の下の顆粒層が健康に育たず、ターンオーバーそのものに影響を与えてしまうといわれています。

(3)細胞間脂質(セラミドなど)

胞間脂質の約40%を占めるセラミドをはじめ、遊離脂肪酸、コレステロールなどからできています。
生きている角質細胞は、細胞内にセラミドが存在しますが、ターンオーバーで細胞が押し上げられて肌の最も表面にある角質層に到達した時に、細胞は核がなくなり死んでしまいます。その時に細胞内のセラミドが角質層内の細胞間脂質に放出され、セラミドが細胞間に存在するようになります。
角質細胞同士の隙間を埋め、外部からの刺激の侵入や、体内の水分の過剰な蒸散を防ぎます。

このように、乾燥肌を改善するためには、バリア機能を強化することにもつながります。

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